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三森 奏は静かに分厚い本を読んでいる。
「はぁ~(濃い性格の人達だ)あれ?机と椅子が…」
「ふふ♪西宮君の机と椅子よ!ここは仮だけど結構使うからね!」
「何にですか?」
「そりゃぁレポートを書くためよ後輩君」
「…」
くだらない事を聞いてしまった気がした。そこえテンションの高い時雨先輩が入って来た。
「もうそこの二人!部長である私が部活について話しをするから静かに!」
「あら!ごめん時雨」
「すいません」
香苗と蓮は椅子に座り時雨の方を見た。
「では!部活について説明するわ。部活動は月曜日から金曜日まで、テスト期間や土日は基本休みよ!夏休みや冬休みはそのつど考えるわ」
「時雨!後輩君に『あれ』渡さなきゃ!」
美咲沢の『あれ』に疑問をもちながら、時雨を見た。
「あ!忘れてたわ!…はいこれ」
時雨の鞄から何かを出して、蓮に渡した。それは…
「…銀色の懐中時計ですか…(凄い高そうな時計なんですけど)」
「部活動はあの図書館だと一時間って決まっているの、あの場所は時計がないから」
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