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「一時間なんですか」
その時蓮は、初めて行った図書館の時の出来事を思い出していた。
「(だから時雨先輩達は急いで図書館を出たのか…)」
「一時間を越えるとその空間から出にくくなるから、一時間の部活動なのよ!仮部室では何時間でもだけどね。あ!時雨仮部活の活動内容も!」
「あ!そうね。ここでは一ヶ月に一回だけ、本を読んだ感想や思った事をレポート洋紙5枚を提出する決まりなの」
「まぁ表では本を読んでレポート提出の部活だからね…この部活は少し特殊だから」
聞きながら蓮は懐中時計の時を合わせようとした。それを見た時雨先輩が話しかけた。
「その『運命の懐中時計』は現代(リアル)に合わせても無意味なのよ西宮君。クス、さて皆さん本部室に行って活動しますか♪」
時雨先輩がそう言うと立ち上がり廊下へと出た。あと二人もつられて廊下に出た。そして残された蓮は懐中時計を見詰めながらついて行く
「仲間が増えて嬉しいわ♪」
嬉しそうに呟きながら階段を地下へと下りて行く、そしてあの扉へと着き開けると…
「(何度見てもシュールだ…巨大な図書館もだけど)」
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