2人が本棚に入れています
本棚に追加
5分くらいが過ぎ、気持ちが落ち着いて来た時、蓮は学校を出た。
「…運命」
呟いた言葉に、蓮は夕暮れの空を見上げた。すると一羽の鳶が優雅に空を飛んでいた。
「明日あの場所に行ってみようかな」
導かれているような感覚に蓮は襲われた。ただ嫌じゃない感覚だった…
次の日、蓮は言われた通りあの部室近くの廊下に来た。人通りもなく見渡す左右の廊下は澄み渡っている中…
ガラ!
「!」
突然あの部室扉が開いた。そして昨日僕に運命と言った人が出てきた。
「うん♪やっぱり来てくれた」
初めてちゃんと見たその人は、文学少女や大和撫子などの言葉が合いそうな人だった。
「さぁ中に入って♪」
その人に手を引かれて部室の中に入った。そこには…
「…?何もない場所ですね(予想してたのより何もない)」
教室で空教室なのか、机と椅子が三つずつあった。それ以外は何もなかった。
「まだ皆揃ってないけど、この部は部員3人でやっているんだよ♪」
「!(少なっ…)よく活動できますね」
最初のコメントを投稿しよう!