『運命共同体部』

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5分くらいが過ぎ、気持ちが落ち着いて来た時、蓮は学校を出た。 「…運命」 呟いた言葉に、蓮は夕暮れの空を見上げた。すると一羽の鳶が優雅に空を飛んでいた。 「明日あの場所に行ってみようかな」 導かれているような感覚に蓮は襲われた。ただ嫌じゃない感覚だった… 次の日、蓮は言われた通りあの部室近くの廊下に来た。人通りもなく見渡す左右の廊下は澄み渡っている中… ガラ! 「!」 突然あの部室扉が開いた。そして昨日僕に運命と言った人が出てきた。 「うん♪やっぱり来てくれた」 初めてちゃんと見たその人は、文学少女や大和撫子などの言葉が合いそうな人だった。 「さぁ中に入って♪」 その人に手を引かれて部室の中に入った。そこには… 「…?何もない場所ですね(予想してたのより何もない)」 教室で空教室なのか、机と椅子が三つずつあった。それ以外は何もなかった。 「まだ皆揃ってないけど、この部は部員3人でやっているんだよ♪」 「!(少なっ…)よく活動できますね」
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