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「人数は少ないけど活動はちゃんとしているわ♪ただ今ここにいない二人は役割で忙しいだけよ!」
蓮は張り詰めていた緊張を解いて、辺りを見回す。
「あ~疲れたぁ~。なんで作業がなかなか進まなかったのよ!まったく」
「それは君の作業が遅いせいだろ」
「なんですってー!!あんただって私の足を引っ張っていたでしょ!」
廊下から騒がしい二人の声が聞こえて来た。その声はどんどんこの部室に近付いて、急に扉がいきよいよく開いた。
「時雨!遅れてごめん!…あら?もしかして時雨が言ってた子?」
「えぇ」
「ふーん…君もこの部活にふさわしいのかな」
「えっと、まだ入るって決めてないんですけど…」
会話が勝手に入るような方向に向かう
「でも入れるか入れないかは本部室で決まるじゃない!時雨!鍵借りて私達もう行くわよ!」
「分かった」
その人は鍵を借りると部室を出た。そしてつられるようにもう一人の男の人も後に続き出た。そして部室に残った蓮と時雨と言った人だけが部室にいた。
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