闇の中

4/7
前へ
/81ページ
次へ
―――「ん…ここは?」 少女は目を覚ますと見慣れない所に戸惑った ここはどこかの家らしい 少女はふと気がつくと手当てがしてあった 「よう、気がついたか?」 少女が声のした方を向くと一人の少年が立っていた 多分ここは彼の家で手当てをしてくれたのも彼だと納得した 「…ええ、いろいろありがとう」 「礼なんざいいさ どうせ気まぐれなんだからさ」 「しかし貴方は私を助けてくれた…礼を言わなければ騎士の名が廃る」 「騎士? なんのことだ?」 「私の名はエレナ 天界軍の騎士だ」 「? なんかわからんが名前はエレナなんだな? 俺の名は遠山裕哉って言うんだ」 「裕哉殿ですね この恩は必ず」 「別にいいよ とりあえず無事は確かめたから俺は寝るから エレナも寝たらいい」 裕哉はそういうと別の部屋へ行った 「裕哉殿すまない…」 少女は音をたてずどこかへ行ってしまった
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加