第三走者 tosh & いち仔 《ファンタジー》

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 最後の方に消えかかった文字でJUSTICEと書いてあるのが、どうにか読めた。  JUSTICE? 正義?  別の世界。もしかしたら、そこに行けば私が求めたものが手にはいるのかな?    魔之王さんが振り向いてくれるなら私は……。  そんな事を私が考え込んでいると、突然、本が光が始めた。 私は眩しさのあまり反射的に目を閉じる。  ちょっ、何!? まだ心の準備が! 「そんなに気構えなくても、大丈夫だよチミィ。 まぁパァーっと楽しんでいきましょうよ」  な、なにがパァーっとよ! 「まだ行くなんて一言も言ってないじゃないのよー!」
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