Prologue

2/2
前へ
/661ページ
次へ
細かい砂利の上に引かれた鉄のレール。 何も役目がなければただの鉄。 この鉄が載せているものは電車。でもそれは人の命であり、愛でもあり、時間でもある。 電車が始発駅を発車する度に物語が始まり、終点に着くとそれが終わる。 そして電車が再び発車する時、また新しい物語が生まれる――――― これはそのたくさんの数限りない物語の中の一つ。 .
/661ページ

最初のコメントを投稿しよう!

152人が本棚に入れています
本棚に追加