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身体がビクッとする。
その言葉にマリアはえらく驚いたのだ。
まさかここにきて、言葉をかけられるとは思ってもみなかった。
しかもこんな声色を、まさかこの男が持っているとは。
(なんなのよ!?)
そう心で叫ぶ。
それを察してかどうかは定かではないが、カミールはさっきよりも優しく、まるで偉大なる指導者のように言葉を続けた。
「お嬢様……。いつまでこんなことをなさっているつもりですか?」
これまたマリアの心臓をドクリと鳴らした。
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