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テレビを見ながら口を尖らせて待っているとガタンっとドアを開ける音が聞こえた。
「あ!来た~!」
玄関まで走っていこうと、した瞬間ふと思う。
晶の事だからきっと同僚も堅い人なんだろう。
ここで自分が出てしまったら晶のイメージを損ないかねない。
グッとこらえて、キッチンへ行き、かけてあったエプロンを身につける。
「ただいま~」
と玄関から声が聞こえた。
同時に「おっ邪魔しま~す」と元気な声が聞こえてきた。
「晶ちゃん!晶ちゃん!」
「何?」
「お土産持ってくれば良かったね!ごめんね!」
「いいよ、別に」
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