天然記念物

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そんな会話が聞こえてきた。 コップを用意しようとした時、 「ただいま」 と後ろから晶の声が聞こえた。 振り返り「おかえりなさい」と言おうとした瞬間、晶の後ろからひょこっと顔を出す。 「この子が和真くん?可愛いねぇ!!」 茶髪で背の高い青年は和真を見ながら満点の笑みで言った。 いきなりの出来事に目が点になる。 「気にしないで。こういう奴だから。」 「…そう……あ、座ってて。今料理持っていくから」 「さんきゅ」 「こういう奴って、どういうこと~?」なんて言いながら、晶と同僚は部屋の中に入っていった。 正直正反対のイメージに混乱しながらもコップとビールを運んだ。
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