75人が本棚に入れています
本棚に追加
「これ和真くんの手作りなの!?マジうまい!」
「あー…ありがとうございます」
あ、あれ…?
本当に晶の会社の人?
困惑気味にチラッと晶の方を見る。
と、タイミングよく目があった。
「驚いたでしょ?」
晶は笑いながら言う。
「名前言ってなかったね。名前は逢坂(あいさか)。デスクが俺の隣なんだけどさ、本当に天然なの。仕事は覚えるの遅いし」
「だから俺天然じゃないってば!覚えるの遅いのは認めるけどさっ。だからね、晶ちゃんには本当にお世話になってるの」
和真の目を見ながら逢坂は言った。
“晶ちゃん”の呼び方にまた1つ混乱が増える。
「え?ああ、はい…」
と、ひきつり気味に答える。
ある意味苦手だ…和真はそう思った。
最初のコメントを投稿しよう!