天然記念物

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「ところでさぁ...」 逢坂が思い出したかのように、2人を見て言った。 「2人はどんな関係なの?もしかして恋人とかぁ?」 その瞬間ぶふぉっ、と晶が吹き出しそうに…というか吹き出した。 和真も目を丸くして晶の方を見る。 「だってさぁ、晶ちゃんいっつも聞けば“まぁ、友達だよ”ってごまかすじゃん。普通一緒に住むかなぁ?しかも和真くんの話する時ちょっと照れてるよね?ニヤニヤしてるよね?おかしくない?友達の話するのに照れる必要ある?どうなの?俺の目は誤魔化せないよ!!」 突風のようにズバズバと言う逢坂に2人は何も言えなかった。 口ごもる2人を見て逢坂は口を尖らせて言う。 「隠し事はやめてよね。ますます気になるじゃん」 少し不機嫌そうに言った。 意を決して和真が口を開く。 「あのっ…「あのさぁ」 同時に晶が逢坂に向かって言った。
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