薔薇の花束

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マスクをかけ、薬局に向かう。 「…………ん?」 数分歩いた所に、何やら見かけない店が建っていた。 外見だけみると、どうやら花屋みたいだ。 「こんな所に、花屋なんてあったっけ?」 眉間にシワを寄せながらハテナマークの彼は、恐る恐る店に入った。 「あっ、いらっしゃい!」 入ると、たくさんの花と店員が1人。 ハの字眉毛で、ふにゃっとした笑顔に一瞬惚れそうになる。 だ、ダメだ。僕には晶がいる。 そう思いながら「どうも」と軽く会釈をした。
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