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俺は北国の田舎育ち。
周りに何もない、畑だらけの土地で育った自然児。小麦色の肌にボサボサの髪がトレードマーク。
俺は物心ついたころから、とにかく毎日退屈だった。
話に聞く都会というものにすごく憧れていた。
そしてある日…
ついに俺は飛行機に飛び乗り、田舎に別れを告げた。
夢にまで見た都会にやっとたどり着けたのだ。
たどり着いたのはいいが、俺は、行く所なんてなかった。
しばらく途方に暮れていたが、ある老人に拾われた。
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