真っ白な世界、綺麗な神様。

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「…私付きの神様ですか?」 「そう、あなた付きの神様! あなたのことをずぅっと見続けていました。」 そういって神様(?)はズズイと私の方に顔を近づけてくる。 なんというか…私みたいな人に神様がついていたなんて……。 まぁどちらにしろ、もう死んでしまっているのだから関係ない話。 「……なんというか、すみません。神様にそんなことさせて。私みたいな人見てても全然楽しくなかったですよね…?」 むしろ、気分が悪くなるに違いない。 「あぁ、いやいや! 全然大丈夫ですよ? 神様のお仕事ですからっ。」 手を顔の前でブンブン振りながら、あたふたとする神様(?)。 …神様というのは、皆こんなに可愛いのだろうか。 「そういってもらえると、助かります。でも私死んでしまいましたし、もうそのお仕事も終わりですね。」 私がそう言うと、神様(?)は可愛らしくキョトンと首を傾げる。 …どうでもいいけれど、一番最初の神様らしい神様はどこへ? 「んー…? あっ、そうですね! ちゃんと説明しないといけないですよねっ。」 今更、死んだ人に何か説明が必要なのだろうか…? ……成仏の仕方とか? 「いいですかー? ちょっと長くなるかもしれませんが、ちゃんと聞いてくださいねっ? ではまず結果から言いますと、あたしの仕事はまだ終わりじゃないんです。 実はあたし、新米神様なんですよ! それでですね、あたしの神様担当は感情、特に愛情を司る神様になる予定なんですけどね? その愛情を深く知るために色んな人の神様になって、死んだ時にその愛情の記憶を貰うんです。 あ、記憶は魂をもう一回使うときに消しちゃうので貰っちゃっても問題ないんですけどね。 それで、あなたは記憶を貰う最後の人だったんですけども。 大神様…あ、あたしの上司みたいな人なんですけど、その人が言うには今のあなただと足りないらしいんです、愛情が。 で、まぁ今回生きてた世界では愛情が足りなかったという話なので、じゃあ違う世界に転生してもらおう、と言う話になったわけです! つまりですね、あなたにはもう一回生き返って、人生をやり直してもらいます!」 オッケーですか?と神様(?)がまたまたズズイと顔を近づけてくる。
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