《幸せな時間》

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《幸せな時間》

「なんで?たくちゃんとてっちゃん、友達なのよ〓」と困惑気味の私。 「だって、高校からのダチだし…まさか、陽美と拓海が知り合いなんて、思わないし…」とてっちゃん。 「まぁ〓いいじゃん!おっ!これ、み〓が作ったの?美味そうじゃん!」と、パクとつまむ拓海。 「たくちゃん、み〓って呼ぶの、やめない?」 「なんで?み〓は、み〓なんだから、いいじゃん!」「何?こいつは、拓海と遊んでたって事は、おてんばさんだったんだ?」と意地悪そうに、笑う哲也。 「あ〓、み〓の武勇伝?いっぱいあるよ。よく、兄貴なかしてたよな!」酒はいり初めて、拓海の口は円滑になり、笑い転がる哲也。私は、穴があったら、入りたい気分。 「そうそう、み〓がさ、高校のタメの金子とか、ぶん殴ったって、噂もあったなぁ?」 「マジかよ〓♪なんで?からまれたの?陽美?」 「えっ!あ、あれはね〓」「歯切れわり〓な!何?哲也の前では、乙女してんの?み〓らしくない」お願いだから、私のイメージアップしてきた、努力が… 「俺も聞きたいよ。陽美?彼女だろ?素直な陽美が好きなんだけどなぁ!」と意地悪なてっちゃんだ。 「てっちゃん、ひかない?」と確認。「おう!」みたいな、縦振りの顔。 「あれは、初めて、兄貴の友達が来た時に、玄関開けたら、兄貴にマジ、そっくりって、大笑いされて、私、兄貴にそっくりって、言われるの嫌いだったから、つい、殴っちゃっただけ」と拳をみせた。 2人、腹抱えて笑いまくるし… 「あ〓だから、お前、初めて、俺に会った時、怒った顔したんだ?」 「何?お前は殴られなかったの?」 「当たり前でしょ?社会人初なのに、拳は封印したの!」とつい、ポロリと言ってしまった。 「へぇ〓♪」と2人。 それから?みたいな2人。も〓こうなったら、酒のつまみだ! 「兄貴達が、成人式の日、家で飲んでて、兄貴、初アルコールみたいで、酒乱になって、金子さん達が私の部屋に、助け求めてきたから、行ったら、暴れてる兄貴みて、情けなくって、2、3発殴っちゃったよ。後は、布団に寝かして、冷やして、おしまい」 「陽美、さいこ〓♪」と、上機嫌なてっちゃんだ! 「俺には、殴るなよ〓」とニヤニヤ、てっちゃん。 なんか、あ〓私、素直に自分みすかれた感じだった。
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