入学

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そう言って、蓮は教室全体を見てみた。 「あ、七瀬」 「…あ、さっきのまぬけ」 「まぬけじゃないから;」 「なんだよ、知り合い?」 季緒を膝にのせてた大柄な生徒が蓮に話しかけた。 「なにしてんの、お前ら;」 「暖とってんの♪こいつ体温高いみたいでよー、俺寒がりだからさー」 「お前名前は?」 「岸川雅樹ー。身長は190cm、ちなみに彼女もち!!よろしくねー」 「そこまで聞いてねーし」 「自己紹介しただけーww」 そう言って雅樹は季緒をぎゅーっと抱き締めた。 「つーか、離せよ;」 「やーだ、寒いもーん」 そう言って、季緒の頭にあごをおく。 すると、雅樹の背中に小さい男子が飛び付いた。
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