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すざくんの眠るベッドの横にある椅子に腰を下ろして、目を閉じた顔を覗き込む。
イケメソの顔をまじまじと見る機会なんてそうそうないので、折角なんでじっくりと観察させてもらおう。
…特に最近は、すざくんのイケメソっぷりが増して見つめ会うと素直におしゃべり出来ない状態だったし。
「あ、痛そう」
一番痛々しく頬にくっきりと残るその青アザが、ハルちゃんが付けたアザだったなんて俺が知るよしもない訳だが、手当てと言うくらいだから、撫でたら少しは治るんじゃないか…なんて非科学的な考えでそっとすざくんの頬を指先で撫でる。
「折角の男前の顔が…いやでもすざくんは怪我くらいで男前が落ちることなんて無いんだけどね!」
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