神の間

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「ほむ… この少年がのぅ… 確かに意思のある目をしとおる。 おぬしの言う通り、この少年なら次期わしの後釜になりえるかも知れぬ。」 神は長く蓄えられた白い髭を撫でると嬉しそうな表情て笑う。 「どうやらあの少年は春雨冬子と言う蘇生希望者との復活を望んでいるようだ。 くっくっくっ。 今回のヘブンズゲートロワイヤルは一段とおもしろくなりそうだな…」 不適な笑みを浮かべ、何かをたくらんでいる様子のルシファーに神は不安そうにため息をつきながら忠告した。 「ルシファーよ…お前は悪戯がすぎるでのう…、 意地悪はするでないぞ!」 睨み付けるように神はルシファを見る。まるで腹の底を見据えるようなその眼差しはルシファを竦み上げ寒気すら覚えさせる。 「ハイハイ。 わかりましたよ! 全く…これだから神族は… 道楽と言うものを知らんのかねぇ~!」 「ルシファー!!」 神の怒鳴り声に体をビクつかせ飛び上がったルシファーは、まるで親に対し反抗する少年の様に憎まれ口を叩き返す。 「だからなんもしねーって言ってるだろうが! その結果はあんたのみわかるだろうが!あーあっ!先祖が堕天するわけだぜ! じゃあな! 用事がまたあったら来るからよっ! ったく!なんだよ…」 そう捨て台詞を吐きながらルシファーは地獄の門を使い帰還していった。
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