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陣のバイト先は反対方向。
「おうよ。気をつけて帰れよ。もう日が落ちるの速いからな」
「子供じゃないから大丈夫だもんっ」
家まで4駅しかないし、全然問題ないのに、本当にお兄ちゃんみたい。
陣と別れ、あたしはそのまま地元行きの電車に乗った。
「遅くなっちゃった」
駅前の本屋に寄り、スーパーで買い物をしたら、外はだいぶ暗くなっていた。
陣の言う通りだったわ。
まあ暗くなるもんはなるんだし、仕方ないっしょ。
まあ、そんなに治安の悪いとこじゃないし大丈夫よ。
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