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８月のくそ暑い夏
「ユーリ達おせーぞ！」
必死に神社の階段を登って来て
ゼーゼーっと息を切らしている
悠里と桜に、黒い帽子を被った
辰矢が手を組んで怒鳴っていた。
「だって、お兄ちゃんがぁ」
「僕のせいにすんなよ」
「だってお兄ちゃんが悪いんだからしょうがないじゃん！」
「ハァ！！サクラお前だって、ちんたら飯食ってただろ」
「ちんたら食べてないもん」
「食べてた」
「食べてない」
「食べてた」
「食べてない！」
「食べてっ「いい加減にしろ~~！！」
兄妹の喧嘩かに苛立ち、辰矢がキレて怒鳴った。
「たっちぃが怒った」
「ほぉら二人共たっちぃに謝んなよ」
孝太は辰矢に指をさし何が面白かったのか分からないが爆笑していて、
奈々は、悠里と桜に、辰矢に謝るように言った。
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