2人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
「ようこそ、少年。」
ようこそ、少年。
いや、君は少女か?
紳士か?淑女か?
……まぁ、いい。
まずは名乗ろう。
名前が無ければ質問どころか、会話もままならないだろう?
私の名前は安野雲だ。
「あんのうん」でも「やすのくも」でもいい。名前など些末な事だ。だが、分からなければ、そう呼ぶと良い。
まぁ、簡単に言えば、このゲームの支配者だ。
知っているかね?この世には見も知りもしないものがあることを。
君達が常識などの固定概念に守られる反面、イレギュラーな存在も確かに存在する……と言うことさ。
……何?意味が分からない?
あぁ!そうだ!そう言うと思っていたよ。是非もない事だ。だが、それはやってみれば分かる事だ。
人は見も知りもしないものを、特に集団は、恐れたりと悪いイメージをこじつけたがる傾向がある。
だが、恐れる事はない。
実際に触れて見る事だ。
……さぁ、分かったら、そろそろこっちに来てくれないか?
最初のコメントを投稿しよう!