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「で、何って言ってたのユージ?」
「いや、昔は友達100人出来るって本気で考えてたなーと思って……」
それを言うと、ミーは「アヒャヒャヒャ」と気味の悪い笑い方で笑った。
とりあえず、その笑い方をやめてほしい。周りの一般の人の目線が痛いんだよ。
ミーは、たっぷり3分ぐらい笑い続けた。
「笑いすぎなんだよ、ミー」
「ヒーヒー。あー笑った、笑った。春休み明け早々面白い事言うわユージは」
満面の笑顔をこちらに向けるミー。顔は良いので、ちょっぴりドキッとした。
「それよりケンは?一緒じゃないのか?」
「アイツ、先に行っちゃったのよ」
まるでリスのように頬を膨らませるミー。
「ユージこそ、何で1人なのよ。レンちゃんはどうしたの?」
「あー、レンの奴は寝坊だよ」
「レンちゃんらしいったらレンちゃんらしいね」
そんな時、2人の視界に1人で本を読みながら歩いてる少女が歩いていた。
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