初めての彼氏

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私は自分から ギュッ… 抱きしめた。 私の気持ちに気づいたのか、勇気君が更に強く抱きしめ返す。 ギュウウウ! 『ゆっ、勇気君!苦しいっ!』 「先輩、好きです。大好きです」 『……』 …もう かわいすぎるよ。 「デートしましょうね」 『…うん』 「もう一回キスしていいですか?」 『えっ?あ、あの…』 また恥ずかしくて下を向く。 「わっ!!」 『えっ!?な、何っ!?』 突然勇気君が大声を出したから、私はびっくりして上を向く。 チュッ 「隙あり…です」 『あ、う…』 いたずらっ子みたいに笑う勇気君に、心臓がトクンッと跳ねた。
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