幼馴染み

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ピンポーン 《はぁい》 「おはようございます。美冬迎え来たんすけど」 《あらあら、毎日ありがとねぇ。ちょおっと待っててね?》 「はい」 さぁて、今日は何分待たされるかな。 「くぉらぁ!美冬!さっさと起きなさぁい!春仁君来て待ってるわよ!」 やっぱり今日もまだ寝てたか…。 となると… 「あと30分くらいか」 俺は愛澤春仁。 今年で高2になる。 『うるさいなぁ!ちゃんと起きてるよっ!』 …嘘だな。 で、今叩き起こされたのが俺ん家の向かい側に住んでる幼馴染み、藤堂美冬。 俺は毎日、美冬を迎えに来る。 そして毎回待たされる。 もう慣れたけど。 俺と美冬は、ガキの頃からの結構長い付き合いだ。 親同士も仲がいい。 そのせいで、親に命令されて毎日こうして迎えに来ることになっている。 「めんどくせぇ…ふぁぁ」
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