思い出タクシー

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何かがおかしい。 至る所の建物が…ない というかこの景色は… 「3年前の景色…」 私の記憶が正しいのなら これは高校2年の時の風景。 急いで近くの交番へと入る。 「あの!今いつですか?!」 警官の不思議そうな目線がつきささる。 少し間があいてから 「今は2008年の〇月〇日だよ」 なんということだ… 嫌な予感ほど当たる 私は3年前に戻ってきてしまった…。 落ち着け とりあえず落ち着こう 警官に事情を説明したって きっとすぐに病院送りにされるまずは外へ出よう 「ありがとうございました」 軽く挨拶をして外へ出た。 でたものの途方へ暮れる 今自分が居るのは高校と自宅の中間付近… 家へ帰るか 目的地もないままさまようことのできないと思った私は自宅へ向かう。 歩くのが疲れる! しかし交通手段歩きしかない…。 すると「乗ってけば?」と声が聴こえた。 普通なら知らない人の誘いにのらないがなぜか知らない人とは思えずに頷いてしまった…
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