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彼女はお辞儀をして無言のまま指定された席についた。
昼休みいくらどんなに美人でも言葉もわからない外国人に話しかける人はいなかった。
そんなことを考えながら俺は異国からの転校生セーラ・エヴァスの事を目で追う。
彼女は綺麗な髪を揺らしながら教室から出ていった。
数分後俺は水を飲もうと席を立ち教室を出た。
そして俺は後ろから名を呼ばれ立ち止まる。
「伊織くーん!佐久間伊織くーん!」
「先生…」
担任だった。
「あのねこのプリントをセーラちゃんに渡しておいて欲しいの☆」
この一言から俺の非日常は始まった。
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