第1章

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私はドーピーという男の袖を掴んだ。 「………ず…」 「ん?なに?」 「…み…ず、」 「水?」 この2人ならきっと水の場所を知ってるはず。 今はこの2人にかけるしかない…!! 失いそうになりそうな意識の中、微かに残った力を振り絞る。 「水…、死んじゃ…」 「え、ちょっ…!!!」 伝えた瞬間体がぐらつき、私はドーピーという男の方へ倒れ込んだ。 「おい、しっかりしろっ!!!」 「マリアっ!マリア!?」 私の名前を叫ぶ声をききながら私は意識を手放した。  
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