第1章

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私はドーピーさんに支えてもらいながらベッドに座り直した。 …………ん?ベッド? 辺りを見回してみると外じゃなく、どこかの部屋の中だった。 少し広めの部屋にベッドが7つ。 窓があり、窓から見える景色からしてここは2階だと思う。 …とりあえず状況を把握しないと。 私は額に手を当てた。 「いっ…た」 「あ、額怪我してて血出てたからとりあえず止血しといたよ。」 「あ、りがとう…」 そういえば石当てられたんだった。 「あの……」 「ん?」 私は状況把握するためにドーピーさんに聞くことにした。 「ここどこですか?」 「俺たちの家だよ。」 「たち?」 「俺ら7人で住んでる。」 7人っ!? だからベッドも7つあったんだ。  
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