4人が本棚に入れています
本棚に追加
バンッ!!!!!!
話している途中にいきなりドアが開き、私とドーピーさんは同時にドアの方へと視線を向けた。
「なんだ、意識戻ったのか。」
ドアの所に立っていたのは、森でドーピーさんと一緒にいた黒髪の男の人だった。
「うん、たった今ね。」
「ほらよ、水とパンだ。食え。」
黒髪の男の人は私にコップに入った水とパンを差し出す。
「えっと…、」
「いいから食え!!」
「……はい。」
黒髪の男の人に怒鳴られ、私はパンをいただくことにした。
…………実はすごい食べたかった。
けど知らない人だしすごく迷ったけど、なんかこの人たちは敵じゃない気がする。
なんの根拠もないけど、そんな気がする。
「食ったら色々聞きてぇ事がある。」
「なんですか?」
「とりあえず食ってからでいい。」
黒髪の男の人にそう言われ、私はパンをたいらげた。
最初のコメントを投稿しよう!