第1章

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「---要するに、」 話終わるとドーピーさんが口を開く。 「マリアはこの町や国どころか、もしかしたら違う世界から来ちゃったってことだよね?」 「もしかしたら、ですけど…。」 「けど、マリアの国の話を聞いたけどそんなのここではあり得ないよ。」 さっきの話で東京の事や、私が普段していたことについても色々話した。 ドラマ見たり、カラオケ行ったり、メールしたり。 ここではその言葉自体もないみたい…。 じゃあやっぱり私がいるこの世界は違う世界なんだ。 そんなのあり得ないし信じたくないけど、そうなら認めるしかない。 認めて帰る方法探すしかない。 けど、王妃様は私を殺そうとした。 宛になりそうだったのに王妃様に私が生きてる事がわかれば確実にまた殺そうとしにくるに違いない。 じゃあどうすれば……。 ……て、そうだ。 この人たちに頼ってみよう。 この人たちは悪い人じゃないと思うし、色々知ってそうな感じもする。  
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