第2章

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「……よしっ!」 7人分の朝ごはんを作り終え、一段落ついた時、階段から足音が聞こえる。 ガチャ 「おはよう、ドーピー。」 「おはよう、マリア。」 一番に起きてきたドーピーはいつも座っている席に座り、朝ごはんを食べはじめる。 この家にかくまってもらうことになって3日目。 まだわからない事だらけだけど、みんなの名前と顔、調味料の場所、部屋の場所などはある程度覚えた。 私の部屋はドーピーが女の子だからと気を使ってくれて、使われてない部屋を片付けてわざわざベッドまで用意してくれた。 「あ、依頼の手紙来てた?」 「う、うん、1通来てた。」 朝届いていた手紙を渡す。 彼ら7人の仕事。 私はまだ全てを理解できていない。 ある程度の事だけ、3日前のあの時に教えてもらった----…、  
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