第2章

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「……え?」 かくまってもらうことになった私はとりあえずこの家の事とかを、黒髪の男の人、グランビーさんに色々聞いた。 「え、じゃねーよ。」 「え、待って、もう1回…、」 「俺ら殺し屋みてぇなもんだ。」 「殺し…屋?」 「依頼され高い金をもらって頼まれた相手の命を落とすのが仕事だ。」 なかなか理解できず、いや、理解したくないだけかもしてないけどグランビーの言葉を頭で何度もリピートする。 殺し屋なんてドラマの世界だけでしかないんじゃないの!? ……て、ここじゃテレビもないからドラマもなにもないか。 ていうか、ここじゃそれも普通なのかもしれない。 嘘ついてるようには見えないし。 「僕ら、何て呼ばれてるか知ってる?」 「ドーピーさんたちが?」 「ドーピーでいいよ、マリア。」 ドーピーは優しく笑う。  
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