第2章

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そんな私とグランビーの話を聞いてドーピーはクスクスと笑う。 「あ、それでなんて呼ばれてるの?」 「殺人鬼。」 クスクスと笑っていたドーピーは怪しげな笑みに変え言った。 殺人鬼…。 そんな呼ばれ方してるんだ…。 「まぁ、そんなことはいい。」 グランビーが話を終わらる。 そしてドーピーが話を続ける。 「僕ら除いた5人に紹介しないとね。」 ちゃんと他の5人にも住むこと認めてもらわなきゃ、もうあんな目に遭うのは嫌。 ただでさえわけわかんない世界なのに、そんな中放り出されたら私多分…、いや絶対生きていけない…。 「マリア、もう立てる?」 そう言い、ドーピーは私に手を差し出す。 私はドーピーの手をとりベッドから降りた。 もう平気だ。  
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