第2章

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「………この辺りは景色が良いので、少し散歩をしようと思いまして。別に忘れていたのではありませんよ。」 シッダは微笑みを浮かべて言った。 「ただのだだっ広い草原が限りなく続いているだけなのにか?。俺的にはこの距離をあまり歩きたくはないんだよね。」 「そっ、そしたら転移魔法しかありませんね。まあ、健康上よろしくないのですけど。」 そういってシッダの手からアイボリーホワイト色をした光を出し、徐々に輝きを強くしていく。 「一気にギルドの前に移動しますので、そこから一歩も動かないでください。」 光はいつの間にか円形になっており、俺とシッダの2人を優しく包み込んだ。
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