第3章

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「あれは彼女の研究室に入るためのキーなんですよ。」 少女はそのまま中へと進んで行き、ピロンピロンと、どこかコンビニの入店時を連想させる音が聞こえてきた。 何故この音をチョイスしたのかは只の凡人の俺程度には理解出来ない。 「キミっ、悪いけどこの辺りに適当に置いといてくれないかな?。」 少女は綺麗に整頓された机を指差した。 「ん、了解した。」 俺は机の端から数センチぐらいの場所にプリントの束を置く。
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