第3章

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「ありがとう、キミのおかげで無駄な体力を使わなくてすんだよ。」 少女は部屋に用意してあったんだろう、彼女の着ている黒いワンピースの上から、真っ白な白衣を羽織りながら俺に笑ってお礼を言ってきた。 「俺は困っている人(美少女に限る)を見たら手を差し伸べたくなるのさ。…ああ、自己紹介が遅れたな、俺の名は、康史…。清浦 康史だ。」 「キヨウラ=コウフミ?。ずいぶんと変わった名だな。………まさかだと思うが、シッダ…。勝手に異世界人を連れてきたのか?。」 彼女は優れた頭脳の持ち主なのか、すぐに俺が地球出身者だと見破った。
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