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俺達が先程から入って来た壁から出ると、お約束通りのピロンピロンという音を後に先に進む。
沢山の部屋があったのだが、全てをいちいち確認していれば日が変わってしまいそうだったので更に俺は歩き続ける。
すると、3メートルはあるだろうか。
自分の背丈を優に超す木造の馬鹿デカい扉がこれでもかというくらい自己主張していた。
「………………。」
何か重要な部屋だというのはビンビンに伝わって来るのだが、入るとなると、どうしても気が引けてしまう。
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