初めての契約の果てに~

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「リオン……半神なのは匂いで分かるが、わりと,もしや神様なのは親の父親か??」 動揺しながら質問してみるオレ。 手に汗までかいてきた。リオンの返答次第でオレはここから出られる!! 「……なによ!!私の父様がもしそうだったらどうする気?!」 少女はオレに近寄り,ぐいっと胸元らへんのシャツを引っ張った。 もし少女がゴツいオッサンならば脅迫されてる気分だろう。 まぁ,脅迫まがいのお陰で,気に入ってた "カルヴィラ"の翡翠のブローチが,カン高い金属音を床に響かせて転がり落ちていった。 「どうって………祿の神の血縁者ならばオレの封印具を外せれるからさ。」 …はぁ~…気迫に負けた情けないオレ。 怒った顔がちょこっと可愛いなんて思うから 素直に話してしまった!! 「そうなのね。 てっきり食べられてしまうものだと思ったわ。ハクガって案外優しいのね」 おいおい!!…一応オレは魔物なんだぞ…!!! ……くッ!…どうやら少女がオレを好きでなく、オレが少女に恋してしまったらしい。 くっ---何もかも可愛いすぎだ!! あん?……なら告白するのはオレって事か………。 とか色々考えたが実際,半神が魔物と付き合ってくれるものなのか?? うーん、分かんねぇ……。ーーーーなぁんて事を心の奥底で考えてはいるが,表に出さないのがオレの美学だ。 どうだ素晴らしいだろ?
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