神とお祭り

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なつめ 「それでは、お菓子が焼けるまで続きを始めましょう。」 清音 「確か神様のお祭りの話だったよね。」 なつめ 「うん。 もう少しお祭りがあったらなって考えているんだ。」 貴志 「普段から書き物の仕事は、ほとんど俺にばかりやらせてまだ不満があるのか? 姉貴の存在自体が祭り騒ぎなんだよ!」 美保 「なつめ、あんたちゃんと仕事してんの?」 なつめ 「もちろん♪」 貴志 「交渉や潤滑油の役割には長けているからな。 姉貴が神の内輪揉めを減らしてくれたこともあったんだ。」 清音 「なくてはならない人材だったんだね。」 貴志 「後は柿鬼市と葡萄酒橋市が動いたので他の町の神々と連携を取ろうと交渉も始めているぞ。 だが、そのあたりは芳しくないな…栗眼市は先に戦争仕掛けそうだし、梨理市はやたら冷たい奴らばかりだ。 苺渡市は連絡が取れねぇ。」 清音 「先に何かあったんだ。 時期を見て行ってみよう。」 美保 「清音、あんた首を突っ込み過ぎよ? だいたいあんたは人間なんだから神々の争いなんてムチャなだけなんだから。」 清音 「そんなことは…ネットで情報を集めるぐらいだよ? もちろん人間用の。」 貴志 「誰か無茶しないように見張っとけ!」 美保 「あんたの彼女でしょう?」 貴志 「あのな…清音だけに構ってられるか!」 なつめ 「…ラストでちゃんと清音を庇っていたくせに。 レフキアでも優紀くんがいなくなると真っ先に清音のもとに来たし。」 アリス 「何だかんだ言ってベタベタにくっついてる。」 美保 「恋愛にも真剣なんだよね。 ぱとたろうって、プロポーズのシーン書いてくれないかな?」 なつめ 「せめて、それぐらいはやって欲しいよね。 …恋愛小説なんだから。」 清音 「いや、ぱとたろうに強制は出来ないから。」
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