写真

2/10
前へ
/24ページ
次へ
夢から覚めた。 まだ眠い頭で、ケータイを見る。 留守電が入ってた。 ゙―――― ――゙ 時間が、止まった。 思わずカレンダーを確認する。 嘘をついて良い日は4ヶ月前に終わっていた。 自分の部屋から出た。 リビングに行くと、両親が座ってた。 俺を見る。 瞬間、親の潤んだ目から涙がこぼれた。 アイツの友達から入ってた留守電と重なって、なんとなく、思い知った。 ああ、アイツ。 死んだのか―――。 .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加