友達作りその0

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ー聖クロニカ学園高等部・図書室ー ー俺は小説を読んでいた。ありきたりなファンタジー本だけど案外面白い。 ページをめくる音だけが教室内に響く。 それだけ静かなのだ。 …けど、静かなだけあって周りの声もよく聞こえる。 女子生徒A「ねぇ、なんで本なんか読んでんの」 女子生徒B「知らないわよそんなの。ていうか聞こえるわよ?」 小鷹『聞こえてるっての』 ー俺は心の中で突っ込みを入れる。 小鷹「うし、帰るか」 ー本を閉じ立ち上がる。するとさっきまでいた女子生徒たちは居なくなっていた。 小鷹「はぁ…」 ー俺は小さくため息をつき、本を元あった場所に戻す。 その後、図書室を出た。
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