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カーテンの隙間から光が零れる教室、窓側に座るあたし。
「莉子、ちょっとそれちょうだい?」
少し眩しそうな顔をしながら佐々野が指さしたのは、あたしが大好きな大好きな梅のお菓子。
「えー、どうしようかなぁ。あたしこれ好きなん……ってあー! ひっどい!」
そのお菓子を手に取り、つまみながら話していると、佐々野は許可なしに2粒たべた。
「うまっ! 今度買おっと」
「ありえない……。」
光が当たり、キラキラしてる佐々野の笑顔は、本当にキレイで……
そんな佐々野の笑顔にドキドキしているあたしがいる。
時々みせる真剣な顔も、
本当は寂しがりやなトコロも、
全部全部、あたしは好きなんです。
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