序章

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真っ暗…………。 なんで………? いや、真っ暗なんじゃない。そっと、自身の瞼をあける。 ゆらゆらと揺れる視界の中で、私の目の前に一人の女の子。 だめだ……。 視界が霞みすぎて、誰だか分からない。 …………。 少しづつ視界がハッキリとしてきた。 目の前には、泣いて母親を呼ぶ小さな少女。 逃げ惑う人々。 燃え盛る紅い炎。
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