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はぁはぁはぁ………
俺は、夜の街道を走っていた…
何故走っているかって?
そりゃ…俺が被食者だからだ!!
答えは、後ろの声を聞けば解るさ!
「なる兄~どうして血を飲ませてくれないの~?」
「なる兄!!止まってわたしのお腹に収まって!!」
「フフッなる兄は、わたしのものだからね!」
「なる兄!!痛くないように食べてあげるから!!」
「なる兄のお肉早く食べたい!!じゅるり」
「クソッ母さんが養子が欲しいとか言うからこんなことに…………『ガチンッ』っておわ!!」
「ちっあともう少しだったのに!!」
「それ妹としての言葉じゃないよな!?」
逃げる中、奈流が道角を曲がると前からトラックが!!
俺終わった…………
死を覚悟した………………だがトラックに当たる気配が無い
「あれ!?何で?」
そこには、トラックを懸命に止めている妹達
そして、トラックを持ち上げ、反対側の道に投げた
「お前ら…………」
妹としては、異例の事だが俺は妹なんだとこの時思った
「やっと追い付きました!!」
「へ?」
そこには、さっきのような感じの目ではなく捕食者として目へと変貌していた
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