branch

3/4
前へ
/137ページ
次へ
というわけで父親は単身赴任という形で約2年、家族と離れて暮らすことになったのだが、このことがきっかけで父親に対するイメージを変えることとなってしまった。 約1週間後に父の姿はなくなっていた。 特に存在感があったわけでもない父親は、ごく一般家庭の普通の良き父だった。 けれど、今まで普通にいた人間がいなくなった時、その存在感を痛感せずにはいられなかった。
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加