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そのあとわたしは屋上を出て、教室に帰って今に至る。
「はぁ~…」
「どしたの、愛美。ため息なんてついて」
親友の結菜(ゆな)ちゃんが話しかけてきた。
「結菜ちゃん…わたし、好きな人できちゃった」
「へー」
「なにその反応?」
「だって愛美、好きな人すぐ変わるしー」
「今度は違うの!」
「はいはい。で?誰なの」
「…高城くん」
名前を呼ぶのにも少し緊張した。さっきよりどんどんドキドキが大きくなる。
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