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「もうそんな時間かいっ?あぁでも姉さんと義兄さんの命日なんだろぅ?行かなくて枕元にでも立たれたら私はどうすればいいのやら」
叔父さんは時計を見るなりブツブツと独り言を言い始め、大学に行くか僕達と一緒に墓参りに行くか悩んでいる。
「おじさんもいっしょに行こぉ」
悩んでいる叔父さんに起きたばかりの花鈴が目をこすりながら言い裾を引っ張る。
「花ちゃんがそう言うなら一緒に行こう!いいよねっいーくん!」
花鈴の可愛らしい寝起き姿にやられたか…言葉が嬉しかったのかわからないが
37にもなる独身で目をキラキラさせながらこっちを見るな!
「はぁ…別にいいですよ」
叔父さんに呆れるけどまぁ両親は喜ぶだろうしいいか。
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