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両親の墓は以外と近くにある。墓をきれいに掃除してお供え物をしたからもう帰ってもいいかもしれないけど
「花鈴…どうした?」
花鈴が中々帰ろうとしない。いつもなら素直に言うことを聞くのに。
ちなみに叔父さんは早々と帰りやがった。
「……あっち…あっちにいきたい」
僕の問いに答えるように呟き、一度も行った事のない方を指差している。
「はぁ…少しだけだからな」
花鈴の様子がおかしくなる時は決まって何かある……
それを知っている僕は花鈴の手をひいて
歩きだした。
不安になりながらも
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