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花鈴が指差した方へ歩いていけば
小さな祠があった。
よかった。……何もなくて
「…………」
歩きだしてから黙ったままの花鈴の目の前にしゃがみこんで
「小さな祠があるだけだったね。さ、帰っ!?」
引っ張られてる?!何からっ?何に?!
「帰ろう」と言おうとした瞬間
小さな祠がある方から強い力で引っ張られてるような吸い込まれていくような感覚がして
花鈴を強く抱きしめ僕は目を瞑り
祠へ吸い込まれた
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